人間は誰もが心の中に種をもって生まれてきます。そして、ひとりひとりが独自の種をもっていて、ひとつとして同じ種はありません。
ヒマワリの種には、すでにヒマワリの花を咲かせる情報が組み込まれています。間違ってもヒマワリがコスモスの花を咲かせることはありませんね。
人も同じなのです。生まれたときにはすでに、その赤ちゃんの心の種の中に、将来咲かせたい花の情報が組み込まれています。
でも、人はそんなふうには思っていません。多くの人は、生まれたばかりの赤ちゃんはゼロの状態とみなし、親が教育してやらなければと思ってしまっています。自分の子どもがどんな花を咲かせるのかは、親が決めてやらなければならないとまで思い込んでいる親もいます。
ヒマワリの種をもって生まれた子どもにとって、いちばん幸せなことはなんでしょう?それはヒマワリとしてのびのびと育ち、太陽の光をいっぱい浴びて、美しいヒマワリの花を咲かせることですね。
スミレの種をもって生まれた子どもは、小さくて優しくて繊細なスミレの花を咲かせることが、最高に幸せを感じることなんです。
ところが、残念ながら人間世界ではそんなふうにはいっていないことの方が多いです。
自分の心の中の種を無視して、親の望む花を咲かせることに必死になったり、社会の決めた花を咲かせることが自分の人生だと思ってしまったり・・・。
ヒマワリの種がバラの花を咲かそうと、必死でもがいている。親がスミレの種をもって生まれた子どもに、バラの花を咲かせようと必死で教育させる・・・ そんなむちゃくちゃなことが普通に起こっているのが今の社会です。
あるいは、自分がなんの種をもって生まれているのかがわからず、喜びのない日々を送っている人。自分の咲かせたい花はわかっているけれど、自分の可能性を否定して諦めてしまっている人。自分の花を咲かせようとはしたが、親や社会の「正論」に負けてしまった人。このような残念な生き方をしている人も非常に多いです。
そんな生き方で、人は幸せになれるはずがないのです。そこには、心のストレスが増えるばかりで、そのストレスはいつか体の病気であったり、心の病気であったり、悲惨な事件であったりと、何らかの形で現われることでしょう。
人は、自分の花を咲かせることが、いちばんの幸せであるし、周りの幸せにも繋がるのです。
親や大人たちは、子どもに教育して自分の思い通りにさせるのではなく、子どものもって生まれた花の種類を見極め、それを応援してあげることが、子どもの最高の幸せになるのです。
人は、自分の花を咲かせる道のりでしか、本当の幸せを感じることができません。そして、不思議なことに、自分の花を咲かせる道のりにおいては、必要なものはすべて与えられます。ベストのタイミングで素晴らしい出逢いがあったり、必要な才能が目覚めたり、必要なものが必要な時に舞い込んできたりと、自分の花を咲かせるための扉がどんどんと開いていくという、ステキなシンクロが起こります。人生ってほんとうに不可思議でステキです。
では、どうすれば自分がどんな種をもって生まれてきたのかがわかるのでしょうか?
ここがもっとも大切な点です。ひと言で言うと、それは心の「ワクワク感」なんです。どういうことかというと、私たちが生まれた時から宿している心の中の種は、常に私たちに信号を送ってくれています。その信号とは、何かに対する「好奇心」とか、「興味」とか、「楽しい」とか、「ワクワクする」といった「感覚」なんです。
「何かわからないけれどすごく興味を感じる」
「何故だかわからないけれど、気を惹かれる」
「そのことを考えるとなんだかワクワクしてくる」
「そのことをしているとなんだかワクワク、ドキドキしてとても楽しい」
こんな感覚が実は心の中の種からの信号です。
このような信号をキャッチして、それを実行してあげると、人は幸せな道へと導かれていきます。
でも、そのときに、社会の正論や通念といったものが反発してきたりします。「自分の好きなことばかりやっていて生活していけるわけがない」とか、「良い学校を出て、良い会社に就職をして、安定した収入を得なければならない」とか、「自分の好きなことばかりやっているのは、責任のない行為だ」とか・・・、もうありとあらゆる正論や通念が反発してきます。
でも、よくよく考えると、社会の正論や通念といったものの根底にあるのは、不安感であったり、罪悪感であったりするのです。人は、不安感や罪悪感から生まれた生き方で幸せにはなれません。
自分の花を咲かせる生き方をして、はじめて人は幸せになれます。
自分の花を咲かせる生き方をして、はじめて人に才能が目覚めます。
自分の花を咲かせる生き方をして、はじめて必要なものがすべて必要なときに与えられるようになっています。
そして、「自分の花を咲かせる生き方をすることが、自分の心の種に対する最も責任ある行為」なのです。
自分の「ワクワク」を感じ、それを叶えてあげましょう。朝起きたら、きょうはどうやって自分のハートを喜ばせてあげようかな〜と、そんな感じで生きていきましょう。
自分のハートを喜ばせてあげることが毎日の仕事なんて、最高の人生じゃないですか!
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